Bridge over troubled Techs.

オープンストリーム CTO 寺田英雄の個人的ブログ

上手く行かないときは、優先度無視法がオススメ

仕事をやっていると、周期的に上手く行かない時期が訪れる。スランプというやつだ。そういう時期に私が実行しているのが『優先度無視法』だ。

誰でも日々の仕事には大抵やるべきタスクがいくつかあると思う。ビジネススキルの教科書的には、それらに優先度をつけ、合理的な順番で片付けるべし、ということになっている。

好調な時期には、これが上手くできる。優先度に従ってテキパキとタスクを片付けられる。

ところがスランプになるとこれが上手くいかない。優先度的に先にやるべきだと分かっていても、やりたくないなぜか気が進まないということがないだろうか?これは(私の解釈では)表面的な合理性を心が拒否している状態だと思う。自分では気づかないうちに、ひどく疲れているのか、深い部分で何かが納得がいっていないに違いない。

これを状態を自覚したら、私はしばらく休憩して、そこからは優先度を無視して作業をする。優先度無視法(私が勝手に命名)の発動だ。

優先度無視法は、とてもシンプルな方法だ。単純に、気持ちとしてその時点で一番やりたいタスクから先にやることにするだけ。やりたくないことをやらずに済むので心理的な負担はどんどん軽くなっていく。調子が戻ったなと思えるまでそれを続けるだけである。

注意点としては、(当たり前だが)締め切りが迫っているタスクがあるときに優先度無視法をやりたくなったら、依頼元とちゃんと調整すること。締め切り延長が交渉可能ならしなければならないし、それが不可能なら、どうにか締め切りまでは頑張るか、締切を破る(!)かである。(締め切りを破れば相当なペナルティを受ける。それによって自分および関係者が受けるダメージとの相談で決断するしかない)

え?もう全てなにもやりたくないときはどうすればよいかって?・・・休暇を取るか、仕事辞めるしかないでしょうね。