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オープンストリーム CTO 寺田英雄の個人的ブログ

ワイパーブレード干渉の解消(ワイパーアームの取付角調整)

クルマの作業備忘録。暖かくなってきて、クルマいじりがやりやすくなる季節。本日は、気になっていたワイパーブレードの干渉を修正した。

問題点

私の愛車 Peugeot 307SW (2006年式)のワイパーブレードを先日交換した。

ボッシュ製のものである。しかし、ワイパーを動かすと途中で左右のブレードが一瞬干渉し、嫌な異音もする。確認したが長さは間違っていないので、どうやらワイパーアームとブレードの相性が良くないようだ。

対策立案

干渉しているなら、アームの取付角を修正してやれば解消するはず。修正するには一度アームを外さないといけない。

ネットで調べてみると、同じ車種のワイパーブレードを外す方法が分かった。
ネジを外し、プーラー(Puller)で引く抜くというものである。
プーラーは中国製で1000円台から買えるようだ。

早速発注した。

対策実施

  • (1) ボンネットを開け、ワイパーアームの固定ナットをソケットレンチで外す。これは簡単に外れた。
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ワイパーアームの固定ナットを外したところ。周囲は普段ボンネットに覆われている部分なので、掃除が行き届かず結構汚れているw
  • (2) プーラーの爪をアームにはめ込んで、中央の押し込み部をアームの駆動軸に垂直に当たるように合わせ込む。
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プーラーをセットしたところ
  • (3) プーラーの押し込み部をソケットレンチで締め込んでいく。締め込むことでプーラーの爪がアームを引き上げる仕組み。
  • (4) 工具の精度があまり良くないので、多少コツが必要だが、アームは外れた。
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外れたワイパーアーム
  • (5) アームの角度を少しかえて取り付けなおす。(外す前にブレード先端の位置をテープ等でマーキングしておくと分かりやすい)
  • (6) エンジンを掛け、アームを動かしてみる。一回目は角度の変化が小さすぎてまだ干渉している。再度角度を変えて取り付け直してOKとなった。

以上で問題は解決した。とても簡単な作業であった。